今回はmaruカレンダー2019「アニマルズ」発売記念企画として、カレンダーをデザインしてくれたオカダン・グラフィックのお二人、茂さんと清美さんにお話をうかがいました。
オカダンさんには、2016年のmaruカレンダーからデザインをお願いして、今回が4作目。それ以前から、デザインの他にも、ワークショップなどでお世話になることもあり、maruメンバーも幾度と関わりを重ねてきました。
そこで今回は、山田恵子がインタビュアーとなって、「アニマルズ」のデザインのことを余すとこなく聞き出していきます。お互い緊張してるようですが、さて。。。
*オカダンさんは、2人いる。
山田恵子(以下:山) こんにちはー。
オカダン・グラフィックさん(以下:オ) こんにちは〜。
山 今日はお忙しいなか、私のインタビューを受けに来てくれてありがとうございます
オカダン茂さん(以下:シゲ) (笑)こちらこそ、ありがとうございまーす。
山 今日は、カレンダーのデザインについてお話をうかがっていきたいと思います。
オカダン清美さん(以下:キヨ) はーい。(笑)
山 では、最初の質問ですが、おふたりのうち、どちらがオカダンさんなんでしょうか?
一同 ・・・?
シゲ ん〜。清美さん、どっちが・・・。
キヨ え?どっちが「オカ」で、どっちが「ダン」かってこと?
シゲ えっと、オカダの”団体”だから、ふたりで、
シゲ・キヨ 「オカダン」です。
一同 (笑)
山 ハイ。わかりました。
シゲ ぼくがダンナさんの方です(笑)
山 ハイ。
*「アニマルズ」と言いながら・・・
山 カレンダーのデザインには、どれくらい時間がかかりましたか?
キヨ あ〜、結構かかりましたねぇ。まず最初にこの「アニマルズ」のタイトルロゴから作って。あ、このロゴを作ったのはシゲです。
山 そうなんですね。すごいかわいくできてますね〜。
シゲ (笑)ありがとうございます。うれしいです。
山 では、表紙からお話を聞いていってもよろしいですか?
キヨ はい。この表紙はヒロキくん(松永大樹)の絵なんですけど、「アニマルズ」と言いながら、動物じゃないものを持ってくるのも、maruさんらしいかなぁ、と思って、マンモスにしてみました(笑)。とてもポップで、かわいくて・・・ねぇ〜。やっぱ表紙は大事だから。
シゲ 表紙は大切です。
山 とても色がキレイですね。
キヨ ですね〜。
山 1月はタケやん(柳田烈伸)の作品ですね。どうしてクジャクにしたんですか?
キヨ 年の始まりなので、華やかな感じにしたいなと思って、この羽根を広げたクジャクに登場してもらいました。
山 私もこのクジャクの絵を見て、とても華やかだなぁと思いました。
キヨ ありがとうございます(笑)そうですよねぇ、良かったぁ。
山 2月は高橋芳実さんのリアルなヘビとウシなんですね。
キヨ これは2点使いさせていただいたんですけど、まず、この色味がカッコイイなぁ、と。
山 金色で塗ってありますよね。
キヨ そう!よくわかりましたね〜。原画と比べると、どうしても再現が難しいんだけど・・・。印刷屋さんも苦労なさったところだと思います。でも、ニュアンスは何とか出せたかと。
山 いやぁ、ものすごくキレイですよねー。
キヨ ありがとうございます。
山 このウシはこのヘビに食べられるんですか?
キヨ いやー、どうでしょう(笑)。このトーンでまとめたくて、こちらの2点にしたんですけど。。食べられちゃうのかな(笑)。
山 このヘビの舌が、エサがあるとピュッと飛びそうで。
キヨ 飛びそう、確かに(笑)。
シゲ だんだん狙われてるウシに見えてきました(笑)
*誘惑の3月
山 次は3月にいきたいんですけど。これはチーターですね。
キヨ はい。チーターなんですけど、これはタイトルもステキだったんですよ。たしか「誘惑」だったかな。
シゲ そうそう。「チーター(誘惑)」というタイトルでした。
山 大峯さーん。これは何でチーターは誘惑なんでしょうか?
一同 (笑)※絵を描いてる最中に、突然振られてむせる大峯氏
大峯(以下:大)・・・わからん!(笑)
キヨ わからないって(笑)。
スタッフA(以下:A) イヤ、聞いたことありますよ、タイトルの由来。たしか背景がピンクだから・・・。
スタッフB(以下:B)『ピンクパンサー』→『ピンク』→『誘惑』(笑)
A パンサーは“豹”だし。チーターはどっかいってる(笑)。
大 わからん!!(笑)※恥ずかしくてうろたえる大峯氏
山 (淡々と)この辺のピンクがものすごくいいですね。いろんなスタンプみたいなのがポンポンポンと押してあって。
キヨ ねぇ〜。
山 とても「誘惑」な感じです。大峯さん、ありがとうございました〜。
一同 (笑)
山 4月はこれ、何の動物でしょうかね?
キヨ これは・・・ワニじゃないでしょうかね。
山 これもとてもゴージャスですね。金色で。
キヨ わかります!?(笑)よくわかりましたねぇ、金色って。そうなんです、ゴージャスな金色なんです(笑)。
山 もちろん、わかりましたよ。
キヨ 良かったです〜(笑)。なかなか金色の再現は難しいので・・・。
山 これはコウスケさん(太田宏介)の作品ですね。前のカレンダーでは、4月は、私の桜の絵でしたけど。
キヨ でしたね〜。
山 あれは4ヶ月かけて描きました。
シゲ ほぉー。
キヨ メッチャ緻密でしたもんね〜。あれホントに素敵。
山 ありがとうございます。
シゲ とてもキレイだったです。
山 ありがとうございます。これからもがんばりまーす。
インタビュー企画「デザイナーさんに聞いてみよう」前半はここまで。
緊張もすぐに解けて、笑いの絶えない中、淡々と着実に進行する山田氏。最後は、前作に使われた自分の作品の話へと、自然に展開させるスキルの高さを見せつけてくれました。
後半、5月からのお話もどうぞお楽しみに!早めにアップできるよう努めます(笑)
*4ヶ月かけて描かれた桜の絵。@2018年maruカレンダー「Stay gold」の4月
注文画面で注文入力出来んけど。値段はいくら?